極端に言えば、妻子を捨てたり、心中してもいいくらいの情熱を示すことだ。そのくらいの気持ちでないと、彼女の気持ちの流れを変えるのはむずかしい。最後にひとつたいせつなのは、彼女をいつでも受け入れる態勢だけはつくっておくことだ。「別れてもいいが、オレは別れるつもりはないよ」と別れ話のときに言っておく。ここは、男の度量が問われるときでもある。彼女から別れ話があったとき、「どうして?」と聞くのは、彼女をの神経を逆なでるだけである。彼女に再アタックするのは、別れてすこし時聞がたってからにする。別れるときでも、「オレは別れるつもりはない」と、いつでも受け入れる姿努を示しておくといい。なぜ、ふられた彼女のことは、なかなか忘れられないのか?人は、過去の苦い体験を忘れようとすればするほど、その体験にとらわれやすい。最近は、女性が男性を捨てる時代だそうで、別れ話を切り出された若い男が、「ポクを捨てないで」と泣きながら女性にすがった、という話もときどき耳にする。これを「男が女々しくなって情けない」と嘆くオジさんがいるが、彼らも彼女からふられたときは、彼女の前でこそ泣かなかったものの、一人になったとき、「なぜ、オレを捨てた」と未練を断ちがたく、ハラハラと涙をこぽしていたはずだ。女性にふられて落ちこまない男性はいないし、ふられた彼女にいつまでも未練が残るのは、古今東西の男性に共通した心理なのである。「逃した魚は大きい」という言葉があるが、女性にふられたときも、ちょうど、それと同じような心理が働く。人聞は、ほしいものが簡単に手にはいると、それに対する関心をすぐに失いやすいが、手にはいりにくいと、ほしいという欲求が高くなる。そのため、ほしがっているものが、ますます価値があるように見えてくるのである。しかも人間には、過去の記憶は、できるだけ自分に都合のいい部分だけをピックアップして再編集しようとする、心理的防衛機能が働きやすい。つまり、ふられた彼女との思い出は、いい思い出だ。どうしたら、二人の危機を策り結えられるかてしまうのである。だからこそ、いつまでたってもわっていては、新しい恋のチャンスをつぶすだけだ。一抜群だったのに、この女はいまいちだ」などと比較比とうまくつきあえるわけがない。ロで言っても無理な注文だろう。眠ろう、眠ろうと焦れば焦るほど眠れなくなるようじたばたするほど、こだわりが生じて忘れられなくなる、というものである。